オバマ大統領、5年ぶり拒否権発動 パイプライン建設で

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原油パイプラインの建設、賛否分かれる

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は24日、カナダ産原油を米メキシコ湾岸へ送るパイプライン「キーストーンXL」の建設を承認する法案に拒否権を発動した。拒否権の行使は5年ぶり。

法案は、6年前に提案されたパイプライン建設計画について、政府による調査の完了を待たずに推進することを認める内容。野党・共和党が支配する上下両院で今月可決されていた。

パイプラインの建設が米国内の雇用創出につながると主張する共和党やカナダ政府に対し、反対派は環境への影響に懸念を示している。

拒否権を覆すには両院でそれぞれ3分の2以上の賛成が必要となる。共和党のマコネル上院院内総務は3月3日までに再採決を行うと表明したが、十分な賛成票が集まる可能性は低いとみられる。

オバマ大統領が拒否権を行使するのは5年ぶり3度目。大統領は共和党が送り出す13の法案に対して拒否権を連発する構えを示していた。この中には、大統領の医療保険改革(オバマケア)や移民制度改革の廃止につながる法案も含まれている。

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