米サーカス団、「人間シャンデリア」落下事故で罰金80万円

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米サーカス団の落下事故で罰金

(CNN) 今年5月にサーカスショーで曲芸をしていた出演者が落下し、人が負傷した事故で、米労働当局は4日、サーカス団に7000ドル(約80万円)の罰金支払いを命じた。

サーカス団は「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」。5月4日にロードアイランド州プロビデンスで開催したショーの最中、「人間シャンデリア」と呼ばれる曲芸で宙吊りになっていた8人が4.5メートル以上の高さから落下して重傷を負った。地上にいたメンバー1人も負傷した。

米労働省の労働安全衛生局(OSHA)による調査で、出演者を本人の髪で吊り下げるための装置の接合部となる金属製の輪が正しく取り付けられていなかったことが判明。OSHAはサーカス団に重大な安全規則違反があったとして、罰金の法定上限額である7000ドルを支払うよう言い渡した。

同省のマイケルズ次官補は、「サーカス業界はショーで使われる装置を設計するにあたり、専門のエンジニアが開発、評価、点検するアプローチを導入する必要がある」と述べた。

サーカス団側は15日以内に異議を申し立てることができる。同団の報道担当者は、輪の取り付け方を唯一の事故原因とした結論には同意できないとする一方、異議申し立てに踏み切るかどうかは未定だと述べた。事故の起きた演目は中止され、再開の計画もないという。

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