宇宙船墜落、死亡の操縦士が予定より早くロックを解除

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ブランソン氏、宇宙船事故について語る

(CNN) 米ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅客船「スペースシップ2」が試験飛行中に墜落した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は4日、死亡した操縦士がロック解除の操作を予定よりも早く行っていたことが分かったと報告した。

しかしこの操作だけで機体が空中分解するはずはなく、原因の究明には何カ月もかかるとNTSBは説明している。

スペースシップ2は10月31日に行われた試験飛行で、約1万3700メートルの高度で爆発。操縦士のマイケル・タイナー・オルズベリーさんが死亡し、もう1人の操縦士のピーター・シーボルトさんはパラシュートで脱出して負傷した。

NTSBによると、問題は着陸に向けて速度を減速させる「フェザリング」の手順に関して発生した。フェザリングを開始するためにはまずハンドルを操作してシステムのロックを解除し、次に別のハンドルを使ってシステム起動の操作を行う必要がある。

NTSBは、オルズベリーさんが行ったロック解除の操作が早すぎたと指摘。しかしフェザリング操作のハンドルは動かしていなかったことから、フェザリングが開始された理由は説明できないとしている。

フェザリング中は機体後部にある2枚の羽が機体に対して垂直に持ち上がり、機体が背中を丸めたような姿になって降下する。

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