コロラド乱射事件現場の映画館、新装開店イベント招待に遺族猛反発

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米コロラド州オーロラの映画館内で男が銃を乱射し、12人が死亡、58人が負傷した

米コロラド州オーロラの映画館内で男が銃を乱射し、12人が死亡、58人が負傷した

(CNN) 昨年夏、米コロラド州オーロラの映画館内で男が銃を乱射し、12人が死亡、58人が負傷した事件で、現場となった映画館の運営会社シネマークUSAが、1月18日に予定される映画館の新装開店イベントに事件で殺害された被害者9人の遺族を招待した。ところが、遺族からは「極めて不快」「故人の思い出を汚す行為」など批判の声が上がっている。

シネマークが遺族に送った招待メールには、(新装開店の)前日に、遺族のための「追悼特別イベント」を開催すると書かれている。また追悼イベントの後には映画も上映され、館内には遺族のためにカウンセラーも配置されるという。

しかし、遺族をそのようなイベントに招待しただけでなく、それがクリスマスの2日後だったことが、被害者遺族の怒りを買った。

遺族はシネマークに宛てた手紙で、「休暇中に、こんな悲しみをさらに深めるようなことをされるとは思わなかった」とし、イベントはシネマークの宣伝戦略の一環であり、被害者遺族の精神的負担となるのは明らかだと指摘した。

同映画館で銃を乱射したとされるジェームズ・ホームズ容疑者は152の罪で起訴されている。またシネマークも一部の被害者遺族と生存者から提訴されている。

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