実物の「トランスフォーマー」競売に トルコの新興企業

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展示会に出品された実物大の「トランスフォーマー」=CNNMoney

展示会に出品された実物大の「トランスフォーマー」=CNNMoney

アブダビ(CNNMoney) トルコの新興企業が中東アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開催された玩具などの国際見本市の競売に車からロボットに実際に変形する「トランスフォーマー」を出品した。

変形ロボットのトランスフォーマーは米国の人気映画シリーズで有名。今回出品されたの同企業「Letrons」の技師や技術者16人が11カ月間かけて開発した「Antimon」。土台の車はドイツのBMW3シリーズで、30秒間でロボットに変身出来るとしている。

入札価格は少なくとも60万米ドル(約6780万円)に設定している。

同社の販売・市場戦略担当幹部は今回の出品について、同社の実力を全世界に示すのが目的と指摘。トランスフォーマーなら世界の注目を集められるとの狙いも明かした。

同幹部によると、26日に閉幕の見本市では既に複数の入札希望者が出ている。また、テーマパークやショーが借りることなどに関心を示しているという。

Antimonは路上での一般走行の許可はなく、運転も出来ない。ただ、遠隔操作で最高時速20キロの性能を持つ。変形したロボットが立ち上がった場合、腕、指や頭部を動かせる。

同社は現在、計12台のトランスフォーマーを製造する計画。残りの11台は開発段階だという。また、民間から資金を募り、より小型で購入しやすく、道路でも走行できるトランスフォーマーを製造することも計画している。

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