米脚本家組合と映画・テレビ大手が暫定合意、5カ月近くに及んだスト終結の可能性

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スタジオの前で抗議デモを行う全米脚本家組合(WGA)のメンバー=24日、米カリフォルニア州/Allen J. Schaben/Los Angeles Times/Getty Images

スタジオの前で抗議デモを行う全米脚本家組合(WGA)のメンバー=24日、米カリフォルニア州/Allen J. Schaben/Los Angeles Times/Getty Images

(CNN) 米映画・テレビ大手と全米脚本家組合(WGA)の間で24日、数日に及んだ交渉を経て暫定合意が成立した。WGAが同日夕、明らかにした。これでハリウッドの映画やテレビ番組制作をストップさせた同組合のストライキは終結へ向かう見通しとなった。

WGAは24日、組合員に送ったメールの中で、146日に及んだストのおかげでこの契約を勝ち取ったと発表した。

今回の合意は、まだ組合員の承認を得る必要はあるものの、5カ月近くに及んだストの中で重大な転機となる。ストの日数は、過去最長だった1988年の154日に近付いていた。

「私たちは誇りを持って、この合意は素晴らしいと言える。組合員のあらゆる分野の脚本家にとって、意義深い利益と保護を伴う」とWGAは説明。組合員が承認するまでストは続けるとした上で、26日にも組合員が仕事に戻ることを認める可能性があるとした。

ハリウッドでは、約16万人が加入する全米映画俳優組合もストを続けている。

テレビ局の収入が落ち込み、配信サービスも赤字に陥る中で、脚本家らは、現在の経済情勢やテレビ・映画業界の支払い体系では生活できなくなったと訴えていた。

また、人工知能(AI)の台頭にも危機感を募らせ、映画やテレビの脚本を機械ではなく人間に執筆させるという保証を求めていた。

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