米海軍、初の女性特殊部隊員誕生なるか SEALなど目指し訓練

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(CNN) 米海軍でこのほど、特殊作戦チームに加わることを目指す初の女性候補として2人が志願した。

ひとりは海軍兵学校の生徒で、女性として初めて海軍特殊部隊「SEAL」の隊員になることを目指し、今夏に他の候補生とともに訓練に望む見通し。もうひとりは海軍特殊舟艇チーム「SWCC」への加入に向け、すでに訓練を行っている。

SEALやSWCCといった特殊部隊を含め、戦闘関連の役割に女性が従事するのが認められたのは2016年1月。だが、この歴史的変革から18カ月が経過した中で、これまで女性の志願者はいなかった。

2人は既に歴史を塗り替えているが、正式に特殊部隊員になるにはまだ訓練や試験の長い道のりが待っている。

海軍特殊戦コマンドのウォルトン報道官によると、SWCCの候補生は数カ月に及ぶ訓練とふるい分けを経る見通し。SEALの候補生は専用訓練に臨むための前提条件として、米カリフォルニア州で行われる評価・選抜過程で3週間にわたり審査を受け、9月の隊員選抜委員会に進む。

このほか、厳しい基礎水中爆破訓練(BUD/S)も経験。候補者はこの段階の最後で体力審査テストに通過しなければならず、さもなければ脱落する。次の段階には基礎的な体力調整や戦闘潜水訓練、地上戦訓練などが含まれる。

海軍特殊戦センターが6月に報告したところによると、SEAL志願者の73%、SWCC候補生の63%が脱落するという。ウォルトン報道官は、毎年約1000人のSEAL候補生が訓練を開始すると説明。訓練を完遂するのは通常、わずか200~250人ほどだとしている。

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