バイリンガルの脳は高齢になっても効率的? 神経学者らが研究

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この結果は、バイリンガルの高齢者の脳が英語のみを話す高齢者と比べて、より小さな労力で大きな成果を挙げていることを示唆する。チームの研究者らは、「効率的」な脳の使い方が「切り替えの速さ」につながっているのではないかとみている。

専門家によれば、今回の研究にはいくつかの問題点もある。そのひとつは対象人数が少ないこと。fMRIの使用にはコストがかかるため、この種の研究は規模が限られることが多い。

また、2つ目の言語を習得するタイミングがもっと遅かった場合に同様の傾向が現れるのかどうかは検証されていない。高齢期に2言語を使い分けることによる効果は、単に運動やその他のトレーニングから脳が得られる効果と同じ可能性もある。その場合、習得時期はあまり関係ないことになるため、今後の研究で明らかにされることが期待される。

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