「イスラエルは屈しない」  国防相、米の武器供与停止に反発

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イスラエルのガラント国防相/Violeta Santos Moura/Reuters

イスラエルのガラント国防相/Violeta Santos Moura/Reuters

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を攻撃しているイスラエルのガラント国防相は9日、同国軍は「屈することはない」と警告した。バイデン米大統領がCNNに、イスラエルがガザ南部のラファで本格的な地上作戦を展開するなら同国への武器の供与を一部停止すると明らかにした直後の発言。

ガラント氏は同日開催された記念式典で「イスラエルの敵と友人に言いたい。イスラエル国家やイスラエル軍、国防機関が屈することはない」と述べた。

また、イスラム組織ハマスやイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃する姿勢をあらためて示し、「自国の安全保障を確保する」と明言。自衛や脅威の排除のためにあらゆることを行う必要性も強調した。

国連によると、イスラエル軍の攻撃により、ラファにはガザ各地から市民100万人超が避難している。そのラファでイスラエル軍が地上作戦を展開しようとしていることを受けて、バイデン氏は武器の供与を一部停止すると明らかにした。

イスラエル軍はラファに激しい空爆を行う前、市民に「即刻退避」を呼びかけた。このため人々はまたも避難を余儀なくされ、6日以降、次々とラファを後にしている。

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