イスラエルが「軍幹部を殺害」 イランが報復宣言

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イランの革命防衛隊の司令官ラジ・ムサビ氏/IRNA

イランの革命防衛隊の司令官ラジ・ムサビ氏/IRNA

(CNN) イランと各地の親イラン武装勢力は25日、同国の精鋭部隊、革命防衛隊(IRGC)の幹部が隣国シリアでイスラエル軍に殺害されたと主張し、報復を宣言した。

イラン国営通信(IRNA)は革命防衛隊の声明として、イスラエル軍が25日、シリアの首都ダマスカス郊外に対する空爆で、IRGC司令官のラジ・ムサビ氏を殺害したと伝えた。

IRNAによると、ムサビ氏はシリア軍の顧問も務めていた。

CNNはイスラエル軍にコメントを求めたが、回答は得られていない。

IRGCは「イスラエル政権がこの犯罪の代償を払うことは間違いない」と述べ、報復を宣言した。

またイランのアブドラヒアン外相は、イスラエルに「厳しい秒読み」を覚悟するよう警告。外務省報道官も、イラン側には対抗措置を取る権利があると主張した。

レバノンの親イラン武装組織「ヒズボラ」とイラクの「ヌジャバ運動」も25日、同様に報復を予告した。

イスラエルは長年、シリア国内のイラン関連施設とされる標的を攻撃してきた。これに加えて最近、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの戦闘が地域に拡大する事態も懸念され、緊張が高まっている。

パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」は25日の声明で、ムサビ氏の殺害を非難。同氏は地域の抵抗組織やパレスチナ住民への支援に重要な役割を果たしていたと指摘した。

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