軍式典への攻撃で兵士死亡、安全規則に「違反」 ウクライナ大統領

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軍の式典中に攻撃を受けたことについて、安全規則に「違反」があったとゼレンスキー氏/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

軍の式典中に攻撃を受けたことについて、安全規則に「違反」があったとゼレンスキー氏/Anatolii Stepanov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ中南部ザポリージャ州の集落に対してロシア軍のミサイル攻撃があり兵士が死亡した件で、ゼレンスキー大統領は安全規則に「違反」があったとし、「避けられたはずの悲劇だった」と述べた。

ウクライナ軍は6日、ザポリージャ州で先週、前線に近い集落で行われた軍の式典の最中に攻撃があり、兵士19人が死亡したと明らかにした。

ゼレンスキー氏によれば、全体の状況について分刻みで分析が行われている。ゼレンスキー氏は、ロシア軍による空からの偵察が可能な地域にいる人々の安全に関する規則に違反したのが誰なのかが明らかになるとの見通しを示し、責任を逃れることはできないと語った。

ウクライナのウメロウ国防相は5日、今回の攻撃について、刑事事件としての捜査を指示した。

攻撃があったのは3日で、「砲兵隊の日」にあわせて式典が行われていた。

大統領府によれば、今回の件とは別の式典で、ゼレンスキー氏は3日、特定されていない場所で兵士らに勲章を授与していた。

ウクライナ軍によれば、ロシア軍が短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を第128山岳襲撃旅団に対して発射し、兵士が死亡したほか、地元の住民が負傷した。

ゼレンスキー氏によれば、旅団の司令官が職務停止となった。捜査が続く間、停職処分が続く見通し。

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