死の数日前か、プリゴジン氏の新たな動画公開

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走行する車両の中からカメラに向かって語り掛けるプリゴジン氏/telegram/grey_zone

走行する車両の中からカメラに向かって語り掛けるプリゴジン氏/telegram/grey_zone

(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルに近いSNSテレグラムのチャンネル「グレーゾーン」は1日までに、同社のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏を映したとみられる動画を公開した。動画の中で同氏は、アフリカにいると主張している。航空機墜落で死亡する数日前の様子を捉えた映像と考えられる。

30日公開のこの動画が撮影された日時、場所は不明。しかしプリゴジン氏は身の安全や健康を気にするようには見えず、走行する車両の中から視聴者に向かって体調は良好だと伝えている。

「私の生死や動向について議論している全ての人へ。今は2023年8月後半の週末。私はアフリカにいる。私の排除や私生活、仕事を巡る臆測が好きな人々へ。実際のところ万事順調だ」と、プリゴジン氏は述べた。

プリゴジン氏の言葉から、動画は8月19日に撮影された可能性がある。同氏の服装は、最近浮上した別の動画で着ていたものに似ている。本人がアフリカにいるとされるこの動画は、21日に出回った。

CNNはどちらの動画についても撮影された地点や日時を証明できていない。

プリゴジン氏は23日、他の9人と共にサンクトペテルブルクへ向かう航空機の墜落によって死亡した。

墜落の約2カ月前、プリゴジン氏はロシア軍の上層部に対する武装反乱を起こしていた。

墜落の原因は不明だが、CNNが接触した米国と西側の諜報(ちょうほう)当局者はそれが計画的なものだったとみている。

ロシアは現在、ワグネルのような集団の抑え込みを図っているとみられる。プーチン大統領が先ごろ署名した大統領令は、準軍事組織の戦闘員らに対し国家に忠誠を誓うことを指示する内容だった。

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