ウクライナの穀物倉庫と幼稚園に攻撃、ロシアはドローン撃墜と主張

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損傷した建物の横に立つ警官ら=23日、ロシア首都モスクワ/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

損傷した建物の横に立つ警官ら=23日、ロシア首都モスクワ/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ当局者らによると、同国南部で23日、穀物倉庫や幼稚園がロシア軍の攻撃を受けた。一方、ロシア国防省は同日、首都モスクワ付近でウクライナ軍のドローン(無人航空機)3機を撃墜したと発表した。

ウクライナ南部オデーサ州では、ドナウ川沿いの穀物倉庫と、貨物船の出荷施設がドローン攻撃を受けた。

州都オデーサの市議会はSNS「テレグラム」に、攻撃で発生した火災は鎮火したが、貨物船関連の施設が損壊したと投稿した。

キペル知事によると、死傷者は報告されていない。

ウクライナ当局者らは、ロシア軍がウクライナの穀物輸出を妨害する目的で、ドナウ川の港湾施設に攻撃を仕掛けていると非難する。

南部ヘルソン州の州都ヘルソンでは同日、幼稚園と集合住宅にロシア軍の誘導ミサイルが撃ち込まれ、6人が負傷した。

プロクジン知事によると、現場で発生した火災は消防隊がまもなく消火した。

一方、ロシア国防省は23日、テレグラムへの投稿を通し、同日早朝にモスクワ付近で、防空システムがウクライナからのドローン攻撃を阻止したと発表した。

発表によると、ドローン3機のうち2機を、モスクワ州モジャイスクとヒムキ上空で撃墜した。残る1機は電波妨害により、モスクワ金融街の建設現場に墜落した。死傷者は出なかったという。

CNNのデータによると、モスクワの金融街がウクライナによるとみられるドローン攻撃を受けたのは、ここ数週間で4度目。

ロシア国防省はまた、同国が実効支配するウクライナ南部クリミア半島付近で22日、ウクライナの偵察ドローン2機を発見し、戦闘機を緊急発進させたところ、ドローンは方向転換して飛び去ったと述べた。
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