反プーチン政権軍事組織、ロシア兵2人を捕虜に ウクライナに引き渡しへ

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ロシア南部ベルゴロド州のグラトコフ知事/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

ロシア南部ベルゴロド州のグラトコフ知事/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍に協力するロシアの反プーチン政権軍事組織が4日、国境付近でロシア兵2人を捕虜にしたと発表し、地元知事との会談を求めた。その後、知事が会談に現れなかったとして、捕虜をウクライナ側へ引き渡す構えを示している。

ウクライナ側から越境攻撃を仕掛けている「ロシア義勇軍団」と「自由ロシア軍団」は、ロシア南部ベルゴロド州でロシア兵2人を捕虜にしたと主張し、同州のグラトコフ知事に会談を要求した。

グラトコフ氏はSNS「テレグラム」に投稿した動画で、「兵士は殺された可能性が高いが、もし生きているのなら」として、午後5~6時の時刻と国境の検問所を指定。「安全を保証する」と述べた。

しかし、グラトコフ氏は会談の場所に現れなかったという。ロシア義勇軍団は動画を通して、ロシア兵を捕虜交換に向けた手続きのため、ウクライナ側に引き渡すことを決めたと発表。さらに、ほかにも兵士を捕らえたと主張したが、人数には言及しなかった。

CNNは話の真偽を独自に確認できていない。

ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏は4日にテレグラムを通し、ロシア兵2人をだれも助けに来なければ、自ら高位の副官を送り込む用意があると表明していた。

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