ロシアの極超音速ミサイル迎撃、ウクライナの主張を「信頼」 米当局

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パトリオット防空システム。今年1月にドイツで撮影/Bernd Wüstneck/dpa/picture alliance/Getty Images/FILE

パトリオット防空システム。今年1月にドイツで撮影/Bernd Wüstneck/dpa/picture alliance/Getty Images/FILE

(CNN) 米国は、ウクライナがロシアの極超音速ミサイルを米国製の地対空ミサイル「パトリオット」で迎撃したとの主張の正確性について、高い信頼を寄せていることがわかった。情報筋が明らかにした。

パトリオットによる弾道ミサイルの迎撃は成功しているものの、空中から発射される極超音速ミサイルを阻止する能力については先ごろまで純粋に理論上のものだった。情報筋によれば、ウクライナによる迎撃はその能力を実際に示すものであり、国防総省内で大きな進展とみなされている。

情報筋によれば、ウクライナによる迎撃の主張は国防総省内で話題となったが、それにはいくつかの理由がある。

ロシアのプーチン大統領は、ロシアの極超音速ミサイルの能力を宣伝し、既存のすべての防空システムを攻略できると主張している。

極超音速ミサイルの製造は常に難しく、制裁によって製造はさらに困難になっている。

情報筋によれば、これまでは、ロシアの計算によれば、極超音速ミサイルを使用した場合、発射したものは確実に標的に命中すると考えられていた。しかし、今回の迎撃によって、その計算に疑念が生じているという。

今回の迎撃は米国で訓練を受けたウクライナ軍兵士によって実行されたが、戦場には米国の軍事顧問がいなかったことも投資に対する大きな見返りと呼べるという。

情報筋はまた、今回の迎撃はウクライナがロシアの極超音速ミサイルに対する持続的な対抗手段を保有しているかどうかという疑問を引き起こし、ロシアに対して深刻な不確実性をもたらした可能性が高いと言い添えた。

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