ワグネルのトップ、前線に近づかないロシア国防相を批判か

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ロシアの民間軍事会社(PMC)ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏/Concord Press Service/Reuters

ロシアの民間軍事会社(PMC)ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏/Concord Press Service/Reuters

(CNN) ロシアの民間軍事会社(PMC)ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏がバフムート市内や周辺にいる戦闘員の戦果について尋ねられた際、前線に近づかないショイグ国防相を批判したとみられる場面があった。

プリゴジン氏は今回、ロシア軍がバフムート周辺で2月にウクライナ兵1万1000人を殺害したとのショイグ氏の主張について尋ねられた。

プリゴジン氏はこの分析に同意したものの、すかさずワグネルの功績を主張。SNSテレグラムのアカウントで「国防相の分析は正しい。PMCワグネルが2月に1万1000人を殺害した」と述べた。

ショイグ、プリゴジン両氏が挙げた数字について検証することは不可能。北大西洋条約機構(NATO)の当局者は6日、NATO情報機関の推計として、バフムートを守るウクライナ兵1人が死亡するごとに、ロシア兵は少なくとも5人死亡していると明らかにしていた。

プリゴジン氏はさらに、「いずれにしてもショイグ氏の発言についてはコメントできない。私はアルテモフスク(バフムートのロシア名)で彼に会っていない」と発言。ショイグ氏が前線に来ないことを辛らつに批判したものとみられる。

プリゴジン氏の姿はバフムート一帯で何度も目撃されている。一方、ショイグ氏は先週末にウクライナのロシア占領地域を訪問したものの、前線には近づかなかった様子だ。

プリゴジン氏はこれまで、国防省が弾薬や物資をワグネルに供給していないとの批判を繰り返し展開し、戦闘員が死亡した責任は国防省にあると主張してきた。

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