ロシア元空挺部隊員、ウクライナ戦争に反対の声上げる SNSに長文投稿

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パベル・フィラティエフ氏/from Pavel Filatyev

パベル・フィラティエフ氏/from Pavel Filatyev

(CNN) ロシア軍の元空挺(くうてい)部隊員、パベル・フィラティエフ氏(33)がロシアのSNSフコンタクテに141ページに及ぶ長文の証言を投稿し、ウクライナでの戦争に反対の声を上げた。

ロシア兵による詳しい証言が公になるのはほぼ初めて。

この証言は2週間前に投稿された。フィラティエフ氏は冒頭、「ウクライナでの戦争から戻って1カ月半になる。もちろん『戦争』という言葉が禁止され使用できないことは分かっている。それでも、私はまさに『戦争』と形容する」とつづっている。

続けて、所属する空挺部隊がクリミア半島経由でウクライナに派遣され、南部ヘルソン州に入った時の様子を振り返った。

証言にはフィラティエフ氏が戦争から受けた感慨や印象、罪悪感についての哲学的な議論が書き連ねてある。

フィラティエフ氏は現在ロシアを逃れている/from Pavel Filatyev
フィラティエフ氏は現在ロシアを逃れている/from Pavel Filatyev

また、前線のロシア軍の劣悪な状況にも言及。ロシア軍の軍服よりも快適だからという理由で、ロシア兵がウクライナ軍の軍服に着替える場面などが描写されている。

フコンタクテ上の投稿は18日の時点でまだ残っており、これまでに60回あまり共有された。

ロシアの腐敗や拷問を告発するプロジェクト「グラグ・ネット」の創設者、ウラジーミル・オセチキン氏によると、フィラティエフ氏はロシアを逃れ、現在は「民主主義の国」に向かっているという。移住はオセチキン氏が手配している。

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