ロシア軍、セベロドネツク中心部に進攻中 ウクライナ当局

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ウクライナ・ルハンスク州を走行する親ロシア派の戦車=26日

ウクライナ・ルハンスク州を走行する親ロシア派の戦車=26日

(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州軍政トップのセルヒ・ハイダイ氏は30日、ロシア軍が同州セベロドネツクの中心部に進攻中だと述べた。

ハイダイ氏によると、29日の攻撃では2人が死亡し、4人が負傷した。50軒の住宅が破壊されたという。

ハイダイ氏はロシア軍が「市の北東部及び南東部郊外への支配を強めて」おり、「セベロドネツクと(隣接する)リシチャンスクを包囲しようとしている」と言及。戦闘はし烈で「状況は非常に厳しい」と述べた。

市内はインターネットが不通で、米宇宙企業スペースXが提供する衛星インターネット接続サービス「スターリンク」への限られたアクセスがあるだけだという。

ハイダイ氏によれば、リシチャンスクは依然ウクライナが掌握している。同市と近隣の町バフムトを結ぶ道路は遮断されていないが「利用するには非常に危険」な状況だという。

人道支援はほぼ毎日届いていて、市民の退避も試みられているという。

ルハンスク州軍政は通信アプリ「テレグラム」への投稿で「ロシアがセベロドネツク地域に大量の弾薬や装備を運んでいる」と述べた。

ロシアのラブロフ外相は29日、フランスの放送局に対し、ドンバス地方の「解放」が「絶対的な優先事項」だとの認識を示していた。

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