迫るロシアの「戦勝記念日」、キーウ市長が市民に警戒呼びかけ

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ロシア軍の攻撃で損壊した建物の前に立つキーウ(キエフ)のクリチコ市長/Genya Savilov/AFP/Getty Images

ロシア軍の攻撃で損壊した建物の前に立つキーウ(キエフ)のクリチコ市長/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は市民に対し、ロシアの「戦勝記念日」の前日と当日に当たる8日から9日にかけ、屋内にとどまるよう強く呼びかけている。西側諸国の当局者は、ロシアのプーチン大統領が9日にウクライナに向けて正式に宣戦布告する可能性があると警鐘を鳴らす。

第2次世界大戦末期のドイツ降伏を祝う5月9日は、ロシアにとって象徴的な祝日だ。この日に宣戦布告することで、プーチン氏は自らの軍事行動を強化する恐れがある。

クリチコ市長は正式に外出禁止令を出していないが、自身のソーシャルメディアへの投稿を通じ、上記の期間は複数のイベントが開催されなくなると明らかにした。市内のパトロールも増強する予定だという。

「献花を希望する人がいれば、内々に行うこともできる」「注意を払って、戦時の安全規則に従うように」(クリチコ氏)

クリチコ氏はまた、空襲警報が鳴ったら無視せずにすぐ避難してほしいと要請。今後数日間はウクライナのあらゆる地域でミサイルによる爆撃が行われる公算が大きいとし、自身の安全にくれぐれも留意するよう警告した。

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