ウクライナの子ども半数以上の430万人、避難民に ユニセフ

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仏南西部アンダイエの鉄道駅に到着したウクライナからの避難民ら/Bob Edme/AP

仏南西部アンダイエの鉄道駅に到着したウクライナからの避難民ら/Bob Edme/AP

(CNN) 国連児童基金(UNICEF、ユニセフ)は26日までに、ロシア軍の侵攻が始まった2月24日以降に居住先を失ったウクライナの子どもは2人に1人の割合に達したと報告した。

声明で、この苦境にある子どもの人数は約430万人と、総数の推定約750万人の半数以上とした。430万人の数字は、避難民として近隣国に逃れた180万人以上と国内で自宅などを追われた約250万人の合計となっている。

声明は国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のデータを引用し、侵攻開始後に死亡した子どもは78人で、負傷したのは105人とも報告。ただ、国連が確認出来た分と限り、実際の数字はより多いとみられるとした。

ユニセフの報道担当者はCNNの最近の取材に、ウクライナの子どもたちが陥っている窮境は記憶する限りではこれまで同基金が遭遇したことがないような悲惨なものとし、満足な対応もほぼ不可能な状況にあると嘆いた。

この中でユニセフは毛布、水の浄化剤、発電機、医薬品のほか、ウクライナ内で出産する妊婦が必要とする備品などの配給に努めているとした。

戦闘や無差別の攻撃が止まらなければ、より多くの子どもが家から引き離され、砲撃の被害にさらされることを見ることになるだろうとも訴えた。

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