カブール空港、運用を再開 米軍の発砲で2人死亡

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群衆が殺到したことで停止していたカブールの国際空港が運用を再開した/From Sudhir Chaudhary/Twitter

群衆が殺到したことで停止していたカブールの国際空港が運用を再開した/From Sudhir Chaudhary/Twitter

(CNN) アフガニスタン首都カブールにあるハミド・カルザイ国際空港が、滑走路にいた群衆を解散させた後、運用を再開した。米国防総省によれば、米兵が16日、同空港で、武装した男2人を射殺した。

空港での混乱や駐留米軍の撤退による騒乱が続くなか、バイデン米大統領は国家安全保障のチームから情報の説明を受けた後、大統領専用の山荘「キャンプデービッド」からワシントンに戻った。反政府勢力タリバーンがアフガンでの権力を掌握するなか、アフガン情勢に関して国民に演説する準備を行う。

国防総省のカービー報道官は記者団に対し、カブール国際空港で、米軍に向かって武装した個人が発砲するという2つの治安に関する事案があったと述べた。カービー報道官によれば、米兵は個別の2つの事案で脅威について対応し、結果として武装した個人2人が死亡した。死亡した2人がタリバーンだったことを示すものはないという。

しかし、目撃者がCNNに語ったところによれば、射殺された2人はタリバーンで、3人目の戦闘員は負傷したという。この目撃者によれば、人目を引く外国やアフガンの車両が複数空港に入ろうとしたところ、タリバーンの戦闘員が入り口に現れたという。

目撃者によれば、混乱のなか、タリバーンの戦闘員が入り口の人混みを解散させようと空中に発砲したところ米軍が撃ち返して死傷者が出た。CNNは、この3人がタリバーンのメンバーだったのか独自に確認はできていない。

ハミド・カルザイ国際空港は現在、米国の管理下にあり、米国や同盟国が職員の避難を続けている。運航は再開したが、国防当局者は、人々が空港に集まるようなら、そうした人々を解散させるための作業が散発的に発生するとみている。

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