インド、コロナ病院の火災で死者18人 酸素切れで患者死亡も

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火災によって損傷した病院内の様子=1日、インド・グジャラート州/ANI/Reuters

火災によって損傷した病院内の様子=1日、インド・グジャラート州/ANI/Reuters

(CNN) 新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者が40万人を突破したインドで1日、病院の火災により18人が死亡した。首都ニューデリーでは、病院の吸入用酸素が底をついて患者8人が死亡したとの報告もあり、ロックダウン(都市封鎖)措置が延長された。

インド西部グジャラート州にある病院の新型ウイルス感染症病棟で、1日午前1時ごろに火災が発生し、地元当局高官によると患者16人、職員2人が死亡した。

病院には当時、60人近い患者が入院していた。生存者は近隣の病院へ搬送された。

出火原因は電気系統のショートとみられ、当局のチームが詳しく調べている。

ルパニ州首相は、死者1人につき約60万円の補償金を遺族に支払うと表明した。

首都ニューデリーの病院では同日午後、酸素切れで患者8人が死亡した。責任者の医師によると、スタッフは政府に対し、吸入用酸素があと4~5時間分しか残っていないと訴えていた。

この病院に入院している患者326人のうち300人が新型ウイルス感染症で、200人以上が酸素吸入を必要としている。CNN提携局の報道によれば、この病院は1週間前にも同様の状況に陥り、緊急用の酸素が供給されていた。

同医師はCNNに、過去45年のキャリアでこのような事態を目にしたことはないと述べ、「患者が目の前で死んでいく」と訴えた。

首都圏のロックダウン措置は再度延長され、10日までの継続が決まった。当局は当初、4月19日から1週間の予定でロックダウンを発表したが、すでに1週間延長されていた。

フランスからは1日、同国製の酸素発生装置8台などの支援物資を乗せた航空機がインドへ向けて出発した。

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