子どもの車内放置を警告、装置義務化の新法発効 イタリア

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イタリアで、子どもが車内に置き去りになった場合などに警告を発する装置の設置が義務付けられた/Shutterstock

イタリアで、子どもが車内に置き去りになった場合などに警告を発する装置の設置が義務付けられた/Shutterstock

(CNN) イタリア政府は14日までに、自動車の車内に子どもを置き去りにしたなどの場合、運転手に警告を発する装置の常備を義務づける法律を発効させた。

高温下の車内に子どもを放置し、熱中症などで死亡させる悲劇の防止策。同国は2018年、類似の死去が複数発生した際、今回の法律が提案されていた。

同国のインフラ・運輸省によると、一部の装置は当事者が車外に出た場合、視覚上あるいは音声上での警告を送る。また、チャイルドシート上のセンサーの距離外となった際、運転手のスマートフォンに信号を送る装置も準備している。

今月7日に発効した新法に違反した場合、88〜333ユーロ(約1万560〜約3万9960円)の罰金を科すともに、運転免許証に減点を加える。2度目の違反行為は少なくとも15日間の免許証失効となる。

新法は4歳以下の子どもを養育する両親が対象。

同省によると、これらの装置はインターネット上もしくは子ども用品を扱う店舗で入手出来る。

一定の段階に入った場合、装置を導入した両親が領収書を政府に送り、奨励金を受け取る仕組みも用意している。

自動車関連の危険から子どもを守る活動を進める団体によると、高温状態にある車内に閉じ込められるなどして死亡した子どもは米国内で毎年38人で推移する時期があったが、2016年から19年にかけてはこの人数を上回った。19年には52人に増えていた。

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