メキシコ地震、死者90人に 救援活動続く

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オアハカ州フチタンでがれきの除去作業を行う兵士ら

オアハカ州フチタンでがれきの除去作業を行う兵士ら

(CNN) メキシコ南部沖で7日に発生したマグニチュード(M)8.1の地震で、死者数が90人に達したことが11日までに分かった。被害を受けた州の市民保護当局や同国内務省が明らかにした。

死者の大半は、民家や建物が倒壊する被害が出た南部オアハカ州に集中。オアハカ州の市民保護当局がツイッターで発表したところによれば、州知事は9日、同州で71人が死亡したと明らかにしたという。

またメキシコ内務省は、南部のチアパス州で15人、タバスコ州で4人が死亡したと報告した。

救援・救助活動は週末を通して続いた。オアハカ州フチタンでは、救助隊が投光照明を使って巨大ながれきの山を照らし、生存者の捜索に当たった。フチタンの他の地域においては、道のがれきを除去するため重機を使用。救援活動の支援に動員された兵士らは、シャベルで小さながれきを取り除いた。

フチタン北郊のアスンシオン・イスタルテペクでは、地震の際に息子を守って死亡したという父親の家の周りに近隣住民が集まっていた。父親のおいはCNNのスペイン語版に、倒壊した家の中で父親が息子を抱いているのを見つけたと証言。家族によれば、父親は死亡したものの、息子は一命をとりとめ、現在病院で治療を受けているという。

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