アフガン爆発、死者90人に タリバーン系の犯行か

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爆発直後の様子 アフガン首都

アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで31日に起きた爆発は、当局によると、これまでに少なくとも90人の死亡が確認され、負傷者は400人に上っている。

同国の情報当局は、パキスタンを拠点とする反政府勢力タリバーン系の「ハッカーニ・ネットワーク」の犯行だったとの見方を強めている。しかし現時点でどこの組織からも犯行声明は出ていない。タリバーンも関与を否定した。

爆発は朝のラッシュアワーの午前8時22分、商店やスーパーマーケットが立ち並ぶ繁華街で発生した。水配給用のトラックに隠されていた爆弾が、地元の大手電話会社とテレビ局の前で爆発。現場は通勤客や買い物客でにぎわい、通学途中の子どもたちも大勢いたことから、市民多数が犠牲になったと思われる。

現場はドイツ大使館やアフガン大統領宮殿にも近く、警備が厳重な外交区画。イスラム教の断食月ラマダンは数日前に始まったばかりだった。

米当局者によると、カブール市内にある米軍基地では米国人少なくとも11人が負傷し、アフガニスタン人の警備員9人が死亡した。米軍は、大使館に接近しようとしたトラックを検問所で阻止したとしている。

英BBCは、4年前から同局の運転手をしていた男性が死亡し、記者4人が負傷したことを明らかにした。

ドイツのガブリエル外相によると、現場に近いドイツ大使館では職員が負傷したものの、職員全員の安全を確保したとしている。ただ、大使館の警備を担当していたアフガニスタン人の警備員が死亡した。

やはり爆発現場に近いインド大使館の職員は無事だった。

フランスの欧州担当相はラジオ局の取材に対し、フランス大使館の建物も爆発で損傷したことを明らかにした。これまでのところフランス人の死亡は確認されていないものの、安否確認を急いでいるという。

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