「ビール専門窃盗団」の8人逮捕、メキシコ産狙い数十件 米

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米検察当局が大量のビールの窃盗を繰り返した8人組を逮捕、訴追した/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images/FILE

米検察当局が大量のビールの窃盗を繰り返した8人組を逮捕、訴追した/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米連邦検察当局は6日までに、鉄道操車場の貨車などを狙ってビールを盗む犯行を繰り返していた男の8人組を窃盗、共謀や小火器所持などの容疑で逮捕、訴追したと発表した。

連続の窃盗は過去2年の間で、被害額は数十万ドル規模。操車場や倉庫を襲いメキシコから輸出されたビールの「コロナ」や「モデロ」を主に狙って奪っていた。ビールはニューヨーク市ブロンクスに運び、「点検した上で販売に回していた」という。

ニューヨーク州南部地区が担当の検察当局によると、一味の首領格が4日朝、自首していた。

公開された起訴状によると、数十回に及ぶ一連の犯行は2022年7月~24年3月の間、主に夜間に発生。現場は操車場や飲み物の配達施設で、ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットやマサチューセッツ各州に出没していた。

貨車の錠を切断したり、倉庫周辺のフェンスに穴を開けたりして侵入する手口だった。犯行に加わった容疑者の報酬は1件につき数百ドルだったという。レンタルの引っ越し用トラックに盗んだビールの箱を目いっぱい積み込んで、逃げる大胆さも見せていたという。

首領格は仲間をSNSで集める際、鉄道を背景にした画面上に「金もうけしたい者が必要」との文句を記し、「イエスかノー」を問うボタンも設けていた。首領格はニューヨーク市クイーンズで起こした23年4月の犯行では銃を使う手荒な手口も示していた。

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