バイデン氏、米国滞在のパレスチナ人の国外退去を一時免除

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バイデン米大統領/Anna Moneymaker/Getty Images

バイデン米大統領/Anna Moneymaker/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領は14日、パレスチナ自治区ガザ地区で続く交戦などを踏まえ、米国内に滞在するパレスチナ人に対し国外退去命令を一時的に免除するとの政策指針の新たな覚書に署名した。

ガザ情勢を受けアラブ系米国人社会から強まる圧力を受けた措置。米大統領は、強制退去の延期を許可する権限を持つ。対象者は追放が一定期間、猶予され、就労許可の資格も得る。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は声明で、大統領は米国内に現在いるパレスチナ人の1年6カ月間にわたる強制退去の延期を認めることを決めたと指摘。ただ、重罪で有罪となったり、あるいは公共の安全を脅かしたりする人物は対象外になるとした。

米民主党の議員や支持者らは昨年末、バイデン大統領に対し米国内に滞在などするパレスチナ人に暫定的な保護措置を提供するよう促していた。パレスチナの民間人を守るとする自ら表明した決意に応じて、これら人々がパレスチナ領土へ戻ることを強いるべきではないなどと主張していた。

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