バイデン氏の機密文書問題、特別捜査官は訴追しない見通し

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ロバート・ハー氏=2019年11月/Michael A. McCoy/Reuters/File

ロバート・ハー氏=2019年11月/Michael A. McCoy/Reuters/File

(CNN) バイデン米大統領の元事務所や自宅から副大統領時代の機密文書が見つかった問題で、この事案を担当するロバート・ハー特別検察官はいかなる人物も訴追しない見通しであることが17日までに分かった。捜査に詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。

ハー氏とそのチームは現在、1年間にわたる捜査の詳細な報告書をまとめている。報告書はバイデン氏とそのスタッフの機密文書取り扱いに絡む極めて重要な内容になるとみられる。

ハー氏のチームの捜査官らは司法省の当局者らに対し、年内にも報告書を完成させたいとの考えを表明。ただ日程は変わる可能性があるとも伝えた。

大統領上級顧問の報道官はコメントを控えた。

ハー氏の報道官はコメントを控えた。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは、ハー氏が刑事訴追しない公算が大きいことを最初に報じた。CNNは以前、捜査官らの質問事項に詳しい複数の情報筋を引用し、訴追の可能性が低い状況にあることを伝えていた。

訴追を見送る決定は、トランプ前大統領とその支持者らからの批判を引き起こす公算が大きい。トランプ氏による大統領退任後の機密文書取り扱いを巡っては、ジャック・スミス特別検察官が今年に入ってこれを訴追していた。

ただ2つの捜査には重要な違いが複数ある。具体的には米国立公文書館がトランプ氏所有の機密文書を再三回収しようとするも果たせず、連邦捜査局(FBI)による自宅捜索が行われたのに対し、バイデン氏の弁護士は速やかに公文書館へ機密文書の所持について通知した点などが挙げられる。

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