ロシアと北朝鮮の武器交渉「活発に進展」 米情報当局

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軍事パレードに出席した北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記とロシアのショイグ国防相=7月27日、北朝鮮・平壌/KCNA/Reuters/FILE

軍事パレードに出席した北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記とロシアのショイグ国防相=7月27日、北朝鮮・平壌/KCNA/Reuters/FILE

(CNN) 米情報当局は、ロシアと北朝鮮が武器取引に関する交渉を活発に進展させている可能性があるとの見方を示した。

米国のバイデン政権は30日、ロシアと北朝鮮の武器交渉に懸念を示し、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が7月に北朝鮮を訪問したのに続き、ロシア代表団がさらなる交渉のために平壌を訪れたと述べた。

米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報担当調整官によると、2度の代表団派遣に加え、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は書簡を交わし、「二国間協力の拡大を約束」したとされる。

「北朝鮮が引き続き、ウクライナのロシア軍に対する軍事支援を検討していることを憂慮する。ロシアと北朝鮮の武器交渉が活発に進展しているという新たな情報が入った」とカービー氏は指摘。「今後数カ月の間に高官級協議が続けられる可能性がある」とした。

さらに、「そうした取引に基づき、ロシアは複数種類の弾薬を大量に北朝鮮から調達する可能性がある。ロシア軍はこれをウクライナで使用する計画だ」「こうした取引には、ロシアの防衛産業を支援する原材料の供給も含まれる可能性がある」と説明。米政府はこの取引に関与した者に対して直接的な制裁措置を講じると述べ、北朝鮮に対して交渉の中止を要求した。

カービー氏はまた、ロシアがイランや北朝鮮からの武器調達を試みているのは、ロシアの苦境を示す明らかな兆候だとの見方を示した。

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