降機求められ客室乗務員殴る、乗客に出頭命令 米コロラド州

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米フロンティア航空708便の機内で、降機を求められた乗客が客室乗務員を殴る出来事があった/Matt Patterson/AP/File

米フロンティア航空708便の機内で、降機を求められた乗客が客室乗務員を殴る出来事があった/Matt Patterson/AP/File

(CNN) 米コロラド州デンバーの空港で21日、米フロンティア航空の国内便に搭乗した乗客が問題行動を理由に降りるよう求められ、内線電話機で客室乗務員を殴ったとして警察に出頭を命じられた。同航空と警察が明らかにした。

フロンティア航空の発表によると、デンバー国際空港で出発を待っていたフロリダ州タンパ行きの708便の機内で、女性乗客がけんか腰になり、同機から降りるよう求められた。女性は降りる途中、内線電話機をつかんで客室乗務員を殴ったとされる。

デンバー警察はこの事件に関連して、暴行容疑で乗客に出頭を求めたことを明らかにした。

同機はこの乗客を降ろした後、現地時間の午前5時半ごろタンパへ向けて出発した。運航状況追跡サイトによると、定刻を4時間近く遅れての出発だった。

警察によると、問題の乗客はその後釈放され、別の便を予約して帰宅した。具体的にどんな言動を理由に同機を降ろされたのかは分かっていない。

米運輸当局の統計によると、乗客の問題行動に関して米連邦航空局(FAA)が2023年に報告を受けた件数は、5月14日の時点で少なくとも670件に上る。22年の報告件数は2455件だった。

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