極右団体「プラウドボーイズ」のメンバー4人、扇動共謀罪で有罪評決

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「プラウドボーイズ」のメンバー4人に有罪評決

(CNN) 2021年1月に起きた米連邦議会襲撃事件に関連して、米首都ワシントンの陪審は4日、極右団体「プラウドボーイズ」のメンバー4人に扇動共謀罪で有罪評決を言い渡した。4人は20年に行われた大統領選挙後、当時のドナルド・トランプ大統領からジョー・バイデン次期大統領への平和な権力移行の妨害に関与したとされる。

扇動共謀罪で有罪となったのは、プラウドボーイズの長年のリーダー、エンリケ・タリオ被告など4人。ほかにも共謀罪や選挙人団の投票妨害、証拠改ざんなどの罪で有罪を言い渡された。

連邦議会襲撃事件に関連する扇動共謀罪で有罪評決が言い渡されたのは、これで3回目だった。

一方、もう1人の被告は扇動共謀罪に関して無罪を言い渡された。同被告はプラウドボーイズで主導的立場にはなく、グループチャットにも参加していなかったとされる。

連邦議会襲撃事件に関連する公務妨害罪や公務執行妨害の共謀罪、器物損壊罪やほう助罪などについては、5人の被告全員が有罪となった。

5被告とも、20年以下の禁錮が定められた罪少なくとも1件について有罪を言い渡されている。量刑は7月下旬に言い渡される見通し。

事件当日の21年1月6日、首都ワシントンにいなかったタリオ被告が有罪評決を受けた意味は特に大きい。起訴状によると、タリオ被告は1月6日に向けてプラウドボーイズ内の指揮系統を確立する役割を果たした。

タリオ被告は21年1月4日、大容量のライフル弾倉を首都ワシントンに持ち込んだとして逮捕された。

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