米ミード湖で昨年発見の遺体、25年前に失踪の男性と判明 干ばつで水位低下

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干上がってひび割れた土地の向こうに見えるミード湖は、記録的な水位低下に見舞われた/Ethan Miller/Getty Images

干上がってひび割れた土地の向こうに見えるミード湖は、記録的な水位低下に見舞われた/Ethan Miller/Getty Images

(CNN) 米ネバダ州クラーク郡の検視事務所は29日までに、干ばつによる記録的な水位低下に見舞われたミード湖で昨年見つかった遺体について、1998年に失踪した男性(当時52)のものと特定したことを明らかにした。

事務所は声明で、検視官が遺体の身元をラスベガスに住んでいたクロード・ラッセル・ペンジンガー氏と特定したと発表。「DNA鑑定に基づき身元を確認した」と説明した。

検視事務所によると、ペンジンガー氏の白骨化した遺体は昨年夏、3回に分けて発見された。調査の結果、検視官は「三つの遺体が同一人物のものだと確認した」という。死因や死亡時の状況については不明。

ミード湖では昨年、米西部各地を襲った干ばつの影響で記録的な水位低下が起こり、湖岸線が急速に後退。沈没したボートや人間の遺体が見つかっていた。

先月には、当局がラスベガスに住んでいた別の男性、ドナルド・スミス氏の遺体を特定した。スミス氏は1974年4月に溺れたと報じられている。

スミス氏の遺体が発見されたきっかけは、昨年10月にダイバーがミード湖で人骨に遭遇したことだった。これを受けて公園の潜水チームが捜索に乗り出したところ、他にも白骨化した遺体の部位が見つかった。

ミード湖で遺体が見つかるのはスミス氏で少なくとも6人目だった。

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