トランプ氏捜査した元検事、共和党主導の下院委で来月証言へ

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トランプ氏を起訴したブラッグ検事の事務所が、元検事の証言を巡り下院委と和解した/Michael M. Santiago/Getty Images/FILE

トランプ氏を起訴したブラッグ検事の事務所が、元検事の証言を巡り下院委と和解した/Michael M. Santiago/Getty Images/FILE

(CNN) 米ニューヨーク州マンハッタン地区検察のアルビン・ブラッグ検事の事務所と、共和党が主導する連邦議会下院司法委員会は、マーク・ポメランツ元上級検事の同委員会での証言を巡る法廷闘争で和解した。21日夜の新たな裁判文書で明らかになった。検事事務所側はポメランツ氏の証言阻止を図っていたが、来月12日に証言が行われる見通しとなった。

司法委員会のジム・ジョーダン委員長は今月、ブラッグ氏によるトランプ前大統領の起訴を調査する一環で、ポメランツ氏に対する召喚状を発行していた。

ポメランツ氏は昨年検事を辞任する前、トランプ氏と同氏の所有する巨大企業を捜査していた。共和党議員らはポメランツ氏の公の発言から、トランプ氏に対する起訴が政治的な動機に基づくものであることがうかがえると主張している。

自らの辞表の中で、ポメランツ氏はトランプ氏について「重罪相当の違反を数多く犯している」と指摘。それらは年次の資産報告書に関連するものだと述べていた。

ポメランツ氏による司法委員会での宣誓証言は5月12日に設定された。検事事務所側からも弁護士1人が傍聴に参加できる。委員会側と検事事務所側の双方が声明で確認した。

ジョーダン氏の広報担当者は声明で、ポメランツ氏が宣誓証言に立つのを楽しみにしていると述べた。

一方ブラッグ氏の広報担当者は声明で、即時の宣誓証言の阻止に成功したことにより、司法委員会との調整に必要な時間を確保できたと指摘。検事側の秘匿特権と利益の保護について、委員会と合意したい考えを示唆した。

ブラッグ氏の事務所はポメランツ氏への召喚状を阻止する一時的な差し止め命令を裁判所に求めていたが、連邦地裁は今週この要請を退けていた。

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