トランプ氏「国家の苦痛、有権者は未だ理解せず」 低調な共和党の中間選挙受け

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期待を下回った共和党の中間選挙の結果について、トランプ氏が見解を示した/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

期待を下回った共和党の中間選挙の結果について、トランプ氏が見解を示した/Eva Marie Uzcategui/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ前大統領は、期待を下回った共和党の中間選挙の結果に触れ、現在国家が被っている苦痛の重大さを有権者が十分に認識していなかったとの見解を示した。15日夜に行った2024年大統領選への出馬表明で述べた。選挙結果に対する自身の責任を回避した格好だ。

トランプ氏は「批判の大半は、共和党はもっとうまくやれたという事実に対して寄せられている。率直に言ってそうした非難のほとんどは正しい。しかし我が国の市民はいまだに、自分たちの国家が現在経験している苦痛の重大さを完全には理解していない。この苦痛の全面的な影響は出始めたばかりだ。まだそこまでの実感がないのだろうが、すぐに思い知ることになる」と語った。

続けて24年の大統領選は異なる結果になると予測。「間違いなく24年までに、悲しいことだが状況は今よりも格段に悪化するだろう。人々にとっては我が国にこれまで何が起きたか、そして今何が起きているのかがずっと明白になる。それにより選挙結果は大きく変わってくるだろう」と述べた。

一方、トランプ氏の出馬表明を受け、バイデン大統領はツイッターに「ドナルド・トランプこそが米国を失望させた」と書き込んだ。

バイデン氏の公式アカウントに投稿されたこの書き込みには、大統領任期中のトランプ氏の実績を厳しく批判する動画が添えられた。その中では同氏の経済、雇用、医療に関する政策を非難するほか、「過激主義者を甘やかし」、「女性の権利を攻撃し」、「暴徒を扇動した」と糾弾した。

ツイートは、トランプ氏による出馬表明の演説の最中に投稿された。

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