米ジョージア州知事選、現職ケンプ氏が当確 因縁のエイブラムス氏との再戦制す

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米ジョージア州知事選は現職のブライアン・ケンプ氏が当選確実に/John Bazemore/AP

米ジョージア州知事選は現職のブライアン・ケンプ氏が当選確実に/John Bazemore/AP

(CNN) 8日に投開票された米中間選挙のジョージア州知事選で、CNNの予測によると、共和党の現職ブライアン・ケンプ知事が2018年の前回選挙に続いて民主党のステイシー・エイブラムス氏を破り、再選を確実にした。

選挙戦は数カ月前からケンプ氏有利とみられてきた。エイブラムス氏は18年のような勢いを得ることができず、民主党のワシントン支配に対する幅広い有権者の不満も逆風になった。

ジョージア州では20年、民主党が州選出の上院2議席を押さえ、バイデン氏も民主党の大統領候補として1992年のビル・クリントン氏以来となる勝利を収めた。それからわずか2年後、ケンプ氏の勝利により共和党は州行政府の支配を維持した。

エイブラムス氏の敗北は民主党にとって手痛い打撃になる。2018年の選挙でケンプ氏に2ポイント以下の差で敗れた後、エイブラムス氏は女性副大統領候補の一人と目された時期もある。現在は公職に就いていないものの、米国有数の影響力を誇る民主党員と喧伝(けんでん)されることが多い。

ケンプ氏の勝利は、人工妊娠中絶に焦点を絞った民主党の主張よりも、共和党が展開する経済的主張の方が強力だったことを明確に示す。

中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を覆した今夏の最高裁判決以降、エイブラムス氏は中絶問題を選挙戦の中心に据えてきた。9月にはCNNに対し、この争点が選挙戦の中心になると述べ、特にケンプ氏が妊娠初期に心臓の活動が確認された時点で中絶をほぼ禁止する法案に署名したことを批判していた。

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