米軍内の新型コロナ感染、1週間で倍以上に

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電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

(CNN) 米国防総省は12日、米軍内での新型コロナウイルスの感染例が1週間で倍以上の水準に達したとの最新データを明らかにした。

年始年末の休暇中に始まった感染拡大が継続していることを示す事態となっている。同省は世界で猛威を振るうオミクロン変異株を対象にした検査は実施していないが、感染力が非常に高いとされるこの変異株が感染急増に介在している可能性が非常に高いとみている。

国防総省は12日、世界各地に駐留する軍兵士の3万2912人が感染したと報告。1週間前の1万3940人と比べ激増となった。クリスマス前ははるかに少ない5285人だった。

ただ、入院は大幅な上昇を見せておらず、1週間前の2333人が2378人とわずかに増えただけだった。

ワクチン接種の状況を見た場合、昨年12月中旬の時点で軍が義務づける接種を少なくとも1回受けた現役兵士は97%以上。州兵や予備役を含めた全軍規模では約90%が少なくとも1回の投与を済ませ、所定の回数分を終えたのは約75%だった。

米軍は、事務所を使用する人数を全体のうちの25%以下に限定するなどの予防策を強化。オハイオ州のライトパターソン空軍基地は最も厳しい防疫策を導入し、職場で一度に勤務出来る人員は15%のみとした。

日本の米軍基地では公務の旅行などを除き、兵士はおおむね基地内での待機を求められている状態にある。

年末年始の休暇後、感染例が急増した基地の1つにノースカロライナ州のフォートブラッグがある。同基地の当局者によると、兵士らの陽性率は現在、推定50%で、基地の病院の運用状況は先週末の時点で100%だったという。

同基地は不測の事態などに出動する陸軍の即応能力を担う兵力の大半の本拠地となっている。関係する部隊などは感染拡大で展開出来ないような状況には陥っていないが、司令官は必要時には他の部隊を動員する準備もしているという。

一方、国防総省の統計によると、新型コロナ感染が原因の兵士らの死者数は昨年9、10両月に増加し、それぞれ18人と13人となった。背景にはデルタ変異株による感染拡大があった。

9月1日の時点での死者数は計40人で、今年1月5日までには計86人となった。9、10両月の増加はデルタ株によるものだけでなくワクチン接種の義務化を軍が最終的にまだ決めていなかった要因もあるとみている。11月中の新たな死者は4人、12月は7人で今月はこれまで4人となっている。

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