TikTok、米政府を提訴 アプリ禁止は「違憲」

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ティックトック側は、新法が米国の憲法が保障している表現の自由を侵害しているなどとして、米政府を提訴した/Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

ティックトック側は、新法が米国の憲法が保障している表現の自由を侵害しているなどとして、米政府を提訴した/Jaap Arriens/NurPhoto via Getty Images

ワシントン(CNN) 中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の全米での使用禁止につながる可能性がある法律が先月成立したことを受けて、運営会社と、親会社の中国企業バイトダンスは7日、新法は違憲だとして米政府を提訴した。

TikTokとバイトダンスは、新法が米憲法で保障されている表現の自由を侵害し、合法的な情報へのアクセスを妨げると主張している。

TikTokに関しては、中国政府とのつながりが懸念され、ユーザーの個人情報が中国側に渡る恐れがあるなどとして、米議会がTikTokの使用禁止につながる可能性のある法案を可決。バイデン大統領が先月署名し、成立した。

今回の訴訟は、安全保障上の懸念が米憲法修正第1条でうたう表現の自由に優先するかどうかを判断するものとなる。TikTokは米国に約1億7000万人のユーザーを抱えている。

TikTokにとっては、アプリ存続をかけた訴訟となる。敗訴した場合、米国事業を来年1月中旬までに中国以外の企業に売却しなければ、TikTokアプリは米国のアプリストアから削除される。

TikTokとバイトダンスは、新法の根底にある国家安全保障上の懸念は「推測に基づいているもので、分析上の欠陥がある」などと非難している。

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