マスク氏、ツイッターの買収完了 アグラワルCEOら経営陣解任

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イーロン・マスク氏=5月2日、米ニューヨーク市・メトロポリタン美術館/Dimitrios Kambouris/Getty Images North America/Getty Images for The Met Museum/

イーロン・マスク氏=5月2日、米ニューヨーク市・メトロポリタン美術館/Dimitrios Kambouris/Getty Images North America/Getty Images for The Met Museum/

(CNN Business) 米起業家のイーロン・マスク氏が、米ツイッターを440億ドル(約6兆4500億円)で買収する取引を完了した。関係者が27日、CNNに明らかにした。これで世界一の富豪が、世界で最も影響力の強いSNSの一つで経営権を握ることになった。

関係者によると、マスク氏はツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)など経営陣の3人を解雇した。

買収完了により、ツイッターの事業や従業員、株主を取り巻いていた不確実性は解消される。マスク氏は今年4月にいったんツイッターの買収で合意しながら、偽アカウントの多さや内部告発者が暴露した問題などを理由に買収から手を引こうと試みていた。

しかしマスク氏が経営権を握り、即座にトップを解任したことで、同社の今後をめぐる新たな疑問が浮上している。関係者によれば、マスク氏はアグラワル氏のほか、最高財務責任者(CFO)のネッド・シーガル氏とポリシー担当責任者のビジャヤ・ガッデ氏を解雇した。

マスク氏は、ツイッターの投稿監視ポリシーについても再考し、「言論の自由」に対してよりマキシマリスト的な姿勢を取ると表明。さらに、規定違反を繰り返したユーザーを恒久的に締め出しているツイッターの措置にも異議を唱えていることから、ドナルド・トランプ前大統領をはじめとする禁止ユーザーの多数が復活する可能性がある。

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