水鉄砲で聖水を車窓に噴霧、神父が話題に 米

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対人距離を保つため、信者の車に水鉄砲で聖水を吹きかけるペルク神父/Larry A. Peplin/Larry A Peplin

対人距離を保つため、信者の車に水鉄砲で聖水を吹きかけるペルク神父/Larry A. Peplin/Larry A Peplin

(CNN) 米ミシガン州グロースポワントパークで、水鉄砲で信者の乗る車の窓に聖水を吹きかける神父の姿が話題になっている。

神父のティモシー・ペルクさんは4月のイースター(復活祭)で、信者に水鉄砲で聖水を噴霧することで、人と人との距離を保つソーシャル・ディスタンシングを守りつつも少しは楽しむことができるのではないかと考えた。当時の様子を撮影した画像をSNSに投稿したところ大きな話題となった。

この時の様子を題材にした画像も数多く作られた。ペルクさんの周囲を消火作業に当たる消防士たちが取り囲んだものや、映画「スター・ウォーズ」に出てくるストームトルーパーの前にいるもの、映画「パルプ・フィクション」の登場人物たちの横に立っているものなどだ。

ペルクさんのお気に入りは、ビデオゲーム「Doom」に触発されたような地獄の悪魔に向かって発射している画像だ。

Courtesy Larry A. Peplin
Courtesy Larry A. Peplin

ペルクさんはイースターを前に信者でもある救急治療室の医師と安全に信者を祝福するための選択肢について話し合った。

感染の恐れがあるため品物を手渡しすることは出来ないといわれていた。そこで、マスクと手袋を着用した神父が水鉄砲を使って離れた距離から通過する車両に向かって聖水を発射することを思い付いたという。

医師からも「面白い。やるなら家族と一緒に来ます」と言われたという。実際に医師の家族を含め約50人が祝福を受けた。

祝福の様子は人気を集めたが、水鉄砲による聖水の噴霧は今年が最初で最後だという。

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