インド、株式市場のランキングで超大国の仲間入り

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ムンバイにあるインド国立証券取引所(NSE)の建物/Atul Loke/Bloomberg/Getty Images

ムンバイにあるインド国立証券取引所(NSE)の建物/Atul Loke/Bloomberg/Getty Images

ニューデリー(CNN) インド西部ムンバイに拠点を置くファンドマネジャー、アベイ・アガルワル氏は、今月国外の投資家から寄せられた連絡の数に驚きを隠さない。その多さはインドについての関心が一過性のものではないことを物語る。

同氏にとって、欧米などから極めて真剣な関心が集まる現状は初めての経験だ。相手の投資家らは、資金の安全が保てるのかどうか、法の支配がインドに存在するのかどうかといった点を質問してくるという。

こうした関心の背景にあるのが、インド株の記録的な高騰だ。金融情報会社リフィニティブによると、インドの証券取引所の時価総額は11月下旬、4兆ドル(約570兆円)を突破した。

インドにはインド国立証券取引所(NSE)とボンベイ証券取引所(BSE)の二つの主要な証券取引所がある。

非常な株高を受け、NSEは香港証券取引所に取って代わり、世界で7番目の規模の取引所となった。国際取引所連合のデータから明らかになった。

リフィニティブによれば、上昇後のインドの株式市場価格を上回るのは、米国、中国、日本のみだという。

大企業30銘柄で構成されるインド株式市場の代表的な株価指数SENSEX指数は、年初来16%値上がりした。一方、50銘柄で構成されるNIFTY50は、同17%の値上がりとなっている。

インド株の急騰は、主要国で最速の経済成長を見せているインドの強さと潜在力の反映だとアナリストらはみている。

国際通貨基金(IMF)は、今年のインドの経済成長率を6.3%と予想。ただ一部のエコノミストは、7%に迫る成長もあり得るとの見方を示している。

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