米北東部襲った吹雪に収束の兆し、空港など再開へ 死者9人に
ニューヨーク(CNN) 米北東部を襲った猛吹雪は9日までに収束の兆しを見せており、空港業務の一部などに再開の動きが出ている。当局によれば、これまでの死者数は9人となった。
ニューヨークやマサチューセッツなど各州では一時最大63万5000世帯が停電に見舞われたが、一部で復旧が進み、依然として電力供給が滞っているのは約45万9000世帯となっている。
吹雪のせいで5000便以上が欠航となったが、ニューヨークなどの空港では業務再開の動きが出ている。ニューヨークの主要3空港は、サービスを限定しながらも、業務を再開した。ボストンのローガン空港では、少なくとも1本の滑走路が9日遅くに利用可能となり、10日には飛行機が飛ぶとみられている。
マサチューセッツ、ロードアイランド各州の車両通行禁止は9日午後4時に解除されている。
当局によると、吹雪関連の死者は少なくとも9人。コネティカット州で5人、カナダで2人、ニューヨーク州とマサチューセッツ州で1人ずつとなっている。マサチューセッツ州ボストンでは14歳の少年が一酸化炭素中毒で死亡した。
最も雪が降ったのはコネティカット州と見られ、州内の一部地域で約100センチの降雪を観測した。
マサチューセッツ州プリマスでは9割の世帯が停電し、原子力発電所の電源が一時停止したものの、ただちに非常用発電機が作動した。