ウクライナのゼレンスキー大統領、リトアニアを電撃訪問

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ウクライナのゼレンスキー大統領(右)とリトアニアのナウセーダ大統領=10日、リトアニアの首都ビリニュス/Ints Kalnins/Reuters

ウクライナのゼレンスキー大統領(右)とリトアニアのナウセーダ大統領=10日、リトアニアの首都ビリニュス/Ints Kalnins/Reuters

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、主要同盟国のリトアニアを予告なしに訪問した。

リトアニアのナウセーダ大統領は声明で、ゼレンスキー氏の訪問を受け、ロシアによるウクライナ侵攻や、ウクライナの「欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)への統合」について協議すると述べた。

ゼレンスキー氏は、ロシア軍の空爆が続くなかで「電子戦とドローン(無人機)での協力」も議題になるだろうと語った。

同氏は10日、国章付きのウクライナ機でリトアニアの首都ビリニュスの空港に到着した。SNS「テレグラム」への投稿によると、同国に続いてラトビアとエストニアも訪問する予定。日程には言及していない。

米国からウクライナへ支援が停滞する一方で、リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は同国支援の立場を堅持している。

リトアニア国民は旧ソ連時代の経験から、ロシアに根強い反感を抱く。ゼレンスキー氏は昨年7月にも同国を訪れ、NATO首脳会議に出席。加盟への明確な道筋を示してほしいと訴えた。ビリニュス市内の広場で数千人の市民から歓迎を受け、「ウクライナの加盟でNATOは強化される」と演説した。

10日にはX(旧ツイッター)を通し、リトアニアの「揺るがぬ支援」に改めて感謝の意を表した。

独キール世界経済研究所のデータによると、リトアニアからウクライナへの支援額は国内総生産(GDP)の1.4%。GDP比ではノルウェーに次ぐ世界2位に位置している。

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