米中国防当局者がワシントンで会合 2年ぶりに対話再開

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米国と中国の国防当局者が米ワシントンの国防総省で会合を開催した/Eva Hambach/AFP/Getty Images/File

米国と中国の国防当局者が米ワシントンの国防総省で会合を開催した/Eva Hambach/AFP/Getty Images/File

(CNN) 米国と中国の国防当局者が8日から9日にかけて米ワシントンの国防総省で会合を開き、軍同士の意思疎通などについて協議した。同省が9日に発表した。

会合には米国のチェイス国防次官補代理(中国担当)と、中国の宋延超・国際軍事合作弁公室副主任が出席した。

米中国防当局の高官による年次会合は2005年から始まったが、22年にペロシ米下院議長(当時)が台湾を訪問してから、中国側が開催を拒否していた。

国防総省の発表によると、チェイス氏は米国が国際法に基づき、空と海の安全で責任ある航行を継続すると述べた。また、インド太平洋地域と世界の同盟国に対する揺るぎないコミットメントを確認し、台湾問題については「一つの中国」政策の維持を改めて表明した。

米国防当局の高官は先週、中国国防相への就任が決まった董軍氏とオースティン国防長官の会談を含め、両国が今年の対話日程を調整するとの見通しを示した。また、両国間の危機管理も引き続き議題になるだろうと述べた。

国防総省は9日、今後も中国国防当局とさまざまなレベルで協議を続ける構えを示した。

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