ラトビア沖でプライベートジェット機が墜落、NATO機が緊急発進で対応後

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墜落現場を示すGoogleマップ/Google

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(CNN) ラトビア沖のバルト海で4日、プライベートジェット機が墜落した。北大西洋条約機構(NATO)は墜落の数時間前からNATO機を緊急発進(スクランブル)させ、同機を追跡していた。

墜落したのはオーストリアで登録されたセスナ・サイテーション551型機。航空機追跡サイトのフライトレーダー24によると、スペイン・へレスからドイツ・ケルンに向かっていた。

ラトビアのパブリクス副首相兼国防相によると、墜落地点は同国ベンツピルスの近海で、ラトビア軍が捜索と救助に向かった。

ドイツ紙ビルトによると、同機は操縦士1人で飛行可能な機体で、事故当時操縦士を含む4人が搭乗していた。

NATO当局者はCNNに対し「NATOの同盟国やパートナー国のジェット機が緊急発進し、セスナ機を追跡した」と述べ、ドイツやスペイン、フランス、デンマーク、スウェーデンのジェット機が対応にあたったと明らかにした。

この当局者は「(NATO機の)操縦士らはこの飛行機にコンタクトを取れず、操縦室には誰も見当たらなかった」とも語った。

フライトレーダー24によると、「(事故機の)操縦士は航空管制の呼びかけに応じず、機体は自動操縦の状態で一直線に飛行を続け、その後高度を失い墜落した」という。最後に受信された高度は2100フィート(約640メートル)で、8000フィート毎分のペースで落下していた。その後、飛行位置などを知らせるトランスポンダー信号の受信が止まった。

フランス国防省は声明で、同機を追っていたフランスの航空警察がスペイン当局から「機体の与圧に問題が生じた可能性」の通知を受けたと明らかにした。

スウェーデンの海上・航空救助センターの関係者はスウェーデン紙エクスプレッセンに対し、事故機が同国のゴットランド島上空を通過したと述べ、ヘリコプターと航空機各1機を救助活動に派遣したと明らかにした。

この関係者によると、捜索チームは機体の一部を発見したが、生存者は見つかっていないという。

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