バングラデシュ人8人を逮捕、テロ計画の容疑 シンガポール

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(CNN) シンガポール当局は4日までに、バングラデシュでのテロを計画していた疑いでバングラデシュ人の男8人を逮捕した。

政府の声明によると、8人は「バングラデシュのイスラム国(ISB)」と称する組織のメンバー。当初はシリアへ渡航して「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に加わることをたくらんでいた。渡航は難しいことが分かったため、政府を倒してバングラデシュをISISへ引き入れる計画に切り替えたという。

当局は爆弾製造や過激派メンバーの勧誘に関する資料や、武器購入のために集めた資金などを押収した。男たちはバングラデシュ国内にある複数の標的を検討していたとされるが、シンガポールで攻撃を計画していた形跡はない。

8人の年齢は26~34歳で、全員がシンガポールの建設業界や水産業界で合法的に働いていた。逮捕の根拠となった国内保安法では、容疑者を起訴手続きなしで最長2年間拘束することができる。

シンガポールには南アジアからの出稼ぎ労働者が多く、同地域に広まる過激思想に当局が懸念を強めている。

外国人に対する大がかりなテロ取り締まりの第1弾として、今年1月には同法に基づき、バングラデシュ人の労働者27人を逮捕した。このうち26人は送還され、残る1人はシンガポール国内で服役している。このグループからも子どもの訓練風景を収録したビデオや周囲に気付かれない殺人方法を説明したイラストなど、過激派の資料が多数押収された。

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