トルコ政府、イラク・モスル近郊からの部隊移動を表明

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トルコがイラク・モスル近郊からの軍撤退を表明した

トルコがイラク・モスル近郊からの軍撤退を表明した

(CNN) トルコ外務省は19日、イラク北部モスル近郊へ派遣している軍部隊について、イラク側の懸念に配慮して移動させると発表した。

トルコ軍部隊は今月初め、モスル近郊のバシカ基地に配置された。トルコ側は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」との戦いでイラク軍兵士の訓練に当たっている部隊の護衛が目的だと説明した。

これに対してイラク側は、トルコに部隊の派遣を要請した事実はなく、派兵は主権侵害だと主張。マスーム大統領は国際法に違反すると非難していた。

トルコは19日の声明で、イラクの主権と領土保全への支持を確認。「護衛部隊の派遣をめぐってイラク政府との間で誤解が生じたこと」を認め、誤解の原因となった部隊の移動を進めていると述べた。ただし移動先には言及していない。

米国のオバマ大統領はこれに先立つ18日、トルコのエルドアン大統領に対し、緊張緩和に向けた措置を取るよう呼び掛けていた。

対ISIS有志連合の調整を担当するマクガーク米大統領特使はツイッターで、トルコ軍部隊の移動に関する声明を歓迎すると述べた。

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