小型ボートで南太平洋漂流の5人を救助 米沿岸警備隊が発見

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漂流中の小型ボートに向けて食料などを投下する米沿岸警備隊=米沿岸警備隊

漂流中の小型ボートに向けて食料などを投下する米沿岸警備隊=米沿岸警備隊

(CNN) アルミ製の小さな手こぎボートに乗ったまま4日間にわたり南太平洋を漂流していた男性5人がこのほど、捜索を続けていた米沿岸警備隊に発見された。

5人は8日から南太平洋を漂流。沿岸警備隊による捜索の末、11日、南太平洋の島嶼(とうしょ)国家キリバスに属するテライナ島から東北東に約296キロの地点で発見されたという。

テライナ島はハワイから南に1600キロ離れており、周辺に大きな島はない。

沿岸警備隊は8日、男性5人を乗せた小型ボートが行方不明になっているとの通知を受け、捜索を開始。米ハワイ州バーバーズポイントの基地から飛び立った「HC130ハーキュリーズ」の乗組員が、ボートを発見した。

だが、沿岸警備隊は当該海域上でヘリコプターを飛ばす権限を持っていなかったため、食料投下などの側面支援に専念。実際に救助に当たったのは商船2隻であるため、5人の名前などは把握していないという。

沿岸警備隊の発表によると、最初に救助に当たったのはパナマ船籍の貨物船。その上で、キリバス船籍の商船「モアモア」に5人の身柄を引き渡したという。「モアモア」はキリバスに引き返したとみられる。

この5人について、詳しいことは分かっていない。唯一明らかになっているのは、6日、テライナ島から小型ボートで釣り旅行に出かけたきり、行方不明になっていたという点だという。

沿岸警備隊は発見時の状況について、「エンジンを搭載していないほか、食料などの備蓄も乏しく救命器具も備えていない小型ボート」に乗っていたとしている。

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