米、空母をイエメン沖へ イランからの武器供給を監視

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原子力空母「セオドア・ルーズベルト」。「ノルマンディー」とともにイエメン沖での活動を開始した

原子力空母「セオドア・ルーズベルト」。「ノルマンディー」とともにイエメン沖での活動を開始した

(CNN) 米海軍が原子力空母「セオドア・ルーズベルト」とミサイル巡洋艦「ノルマンディー」を新たにイエメン沖に展開したことが21日までに分かった。

米当局者がCNNに語ったところによれば、イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」へ武器を運んでいるとされるイラン船への監視を強化するのが狙い。周辺諸国に安心感を与える意味もあるという。

米海軍がイエメン沖に展開する艦船は計9隻となる。中東地域を担当する米海軍第5艦隊の司令官は、アラビア海とイエメン南方アデン湾で「すべての海運活動を注意深く監視している」と述べたが、監視対象となる船の数や種類、想定される目的地や積載物には言及しなかった。

この海域にはすでに、サウジアラビアやエジプトなど有志連合軍が艦船を送り込み、イエメンへ向かっているとされる7~9隻のイラン船団が同国領海に入った時点で臨検を実施する構えだ。

一方、イラン海軍の司令官は米国やサウジからの警告に反発を示し、「イランの船団は国際法やルールに従い、自国や他国の安全確保を目的として合法的に航行している」と主張した。

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