カナダ議事堂で銃撃、兵士と容疑者死亡 テロの可能性も

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カナダ国会議事堂で発砲、周辺を封鎖

(CNN) カナダの首都オタワで22日午前9時50分ごろ、銃を持った男が戦争記念碑を警備していた兵士を銃撃し、続いて近くの国会議事堂内で発砲して警察官と銃撃戦になった。

この事件で銃撃された兵士1人が死亡、3人が病院で手当てを受けた。発砲した男は銃撃戦で死亡したが、警察は別の容疑者が逃走した可能性もあるとみて、厳戒態勢を敷いて捜索を続けている。

事件当時、議事堂の建物内にいた地元紙のジョシュ・ウィングローブ記者によると、男はまず玄関ホールで発砲し、続いて廊下付近で発砲した。警察官数人が駆けつけて男に向けて数十発を発砲。銃撃戦がやむと、図書室の入り口付近に男が倒れていたという。

トニー・クレメント議員はツイッターで、「少なくとも30発の銃声」を聞いたと証言。自身は同僚とともに身を潜め、ハーパー首相も無事だと伝えた。報道官によれば、ハーパー首相は議事堂の建物から避難したという。

死亡した容疑者の男は1982年生まれ。イスラム教に改宗し、海外で戦闘に加わることを企てたとして、カナダ当局にパスポートを押収されていた。過去に薬物使用歴があったとも伝えられている。

当局は、この男のほかにも銃撃犯がいた可能性を排除していない。オタワ警察幹部は、事件には複数の人物が絡んでいたと述べ、「事件に関与した人物を逮捕しなければならない。現時点でまだ身柄の確保に至っていない」と語った。

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