エボラ感染の米カメラマンが回復、退院へ

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エボラ感染から回復

(CNN) 米ネブラスカ医療センターによると、西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染し、同センターで治療を受けていた米国人カメラマンが回復して退院する見通しとなった。

患者はロードアイランド州在住のアショカ・ムクポさん(33)。リベリアでは米NBCテレビのチームの取材活動に加わっていた。発症後に帰国し、約2週間前からネブラスカ医療センターに入院していた。

ムクポさんは21日、ツイッターに「たった今、検査の結果が出た。3日連続の陰性。エボラが治り、感謝の気持ちでいっぱいだ。多くの支援を得て闘い、そして克服した。素晴らしい気分だ」と書き込んだ。同センターは、ムクポさんが22日には退院して帰宅できるとの見通しを示した。

また、テキサス州の病院で2次感染し、メリーランド州の国立衛生研究所(NIH)に移送された看護師のニナ・ファムさんの容体は21日、最も軽い「良好な状態」に格上げされた。

一方、世界保健機関(WHO)は21日、カナダで開発されたエボラ出血熱のワクチンの臨床試験が始まったことを明らかにし、年明けに西アフリカで臨床試験に入ることが目標だと述べた。患者の家族らへの投与が検討されるという。

ワクチンの効果を検証する試験では、対象者の一部に偽薬を投与して比較する方法が一般的だ。しかしエボラ熱のように致死率の高いケースで偽薬グループを設けることは倫理上問題だとする意見が強く、論議を呼んでいる。

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